生命保険契約照会制度は、親や家族の生命保険加入状況がわからないときに利用できます
- 2021年07月21日
- 相続税
生命保険契約照会制度
親や家族が生命保険に入っているかどうかご存知でしょうか?
生命保険に加入していることは知っているけれど、どこの保険会社のどんな保険に入っているのか知らない、把握していない、という方も多いのではないでしょうか。
生命保険に加入しているかいないかについては、何もない普段の生活の中では、ご本人さえわかっていれば特に困ることもないのかもしれません。
しかしながら、親や家族が亡くなったとき、または、親や家族の認知判断能力が低下したとき、生命保険契約の存在が分からないと困ることがあります。
このようなケースに対応するため、一括で生命保険契約の有無を問い合わせることができる、
「生命保険契約照会制度」が、2021年7月1日からスタートしています。
対象となる生命保険会社は国内で営業する全42社。
照会できる人は、相続人や弁護士や司法書士などの代理人の方など。
照会利用料は1照会あたり3000円(税込)
生命保険協会のホームページの専用フォームから、ネットか郵送で照会申請します。
ただし、調査結果として得られる情報は生命保険契約の有無のみで、生命保険契約の種類の調査や保険金等の請求の代行などは含まれません。制度を利用して生命保険の存在が確認された場合は、その保険会社に連絡を入れて手続き等をする流れになります。
また、生命保険契約照会制度を利用するためには、前述した照会費用のほか、公的書類や医師による診断書等も必要で、それに係る取得費用も必要です。
生命保険契約照会制度を利用する前に、
・生命保険証券を探す
・生命保険会社からの郵便物等がないか探す
・預金通帳から保険料の引き落としがされていないか確認する
など、まずは家族で調べてみて、それでもわからなかった場合に制度を利用することを検討されてもよろしいかと思います。
詳しくは、下記、生命保険協会の生命保険契約照会制度に関するご案内ページおよび内容がまとめられたポスターをご覧ください。
生命保険契約照会制度のご案内 | 生命保険協会
生命保険契約照会制度について
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