相続方法の決定
相続人が確定し、プラスの財産、マイナスの財産を把握し、相続財産として引き継ぐ内容がわかってきたら、
その遺産をどのような方法で引き継ぐかを決めなくてはなりません。
残された財産がプラスの財産のみ、または、プラスの財産が多い場合は、そのまま遺産を引き継ぐ場合がほとんどですが、多額の借金があるなどマイナスの財産が多い場合は、相続放棄や限定承認という、そのまま相続しない方法もあります。このように、プラスの財産が多い場合とマイナスの財産が多い場合では、相続方法の選び方も変わってくるのです。
相続には以下の3つの選択肢があります。
- 単純承認:すべて相続する
- 相続放棄:すべて相続しない
- 限定承認:プラス財産の範囲内で相続する
それでは、どのような場合に、どの方法で相続をすればよいのか、どのような考え方をすればよいのか、それぞれの相続方法について見ていきましょう。